CareARの導入で可能となったリモートサポートにより、データセンターのダウンタイムを削減・CO2削減・効率化の向上を推進

課題

ラック削減のためにハイパーコンバージドインフラ( HCI )を導入している、英国はハリファックス市のXeroxデータセンター。 ロンドンに拠点を置くXeroxのデータセンター運用チームでは、サーバートラブルの際に、遠方の状況を理解するのが非常に困難でした。 加えて、電話やメールを使った問題解決により、ダウンタイムの冗長化、提供中のサービス品質の劣化という問題点が顕在化しており、収益面でマイナスになっていました。

ソリューション-CareAR Assist

ロンドンに拠点を置くXeroxのデータセンター運用チームに、CareARが導入されました。ダウンタイム発生時には、ロンドンより北へ車で3時間ほどのところにあるハリファックス市のデータセンターへ1人のエンジニアだけを派遣し、CareAR Assistの「リアルタイムビデオガイダンス機能」を使用して、GoogleグラスとiPadでコミュニケーションを図ります。

現場エンジニアはまずウェアラブル端末を使い、問題を起こしているサーバーラックの前面と背面をロンドンの専門家チームに「見せ」ます。ファンの異常を示すランプを確認したロンドンチームは、リアルタイム映像上に、どのファンが故障したかを示す「矢印」や「テキスト注釈」を描き出します。

そして交換用部品を注文し、故障した部品の取り外し方と、新しい部品の取り付け方をビジュアルで説明。どんな部品を取り外す必要があるかをエンジニアに説明した上で部品を現地に発送し、部品交換をし、サーバーの再稼働に成功しました。

<span data-metadata=""><span data-buffer="">導入後の結果-CareAR Assistでサービス復旧にかかる時間を劇的に節約

視覚的なコミュニケーションにより、ロンドン側で問題の状況を正確に確認できるようになりました。遠隔でもその場で状況を分析・評価できるので、問題がどこにあるのかを特定することが容易になりました

「百聞は一見にしかず」という言葉が示すとおり、画像をリアルタイムビデオストリームに変換して、そこに矢印やサイン、テキスト注釈を加えることで、何をどのように扱ったら良いのかが一目瞭然になったのです。

CareARを使ってコミュニケーションが「見える化」されたことにより、リモートでの問題解決が一段と容易かつ実用的になりました。そして、時間とコストの節約が実現しました。出張の人数や頻度を抑えることでCO2排出量を削減でき、持続可能な目標の達成にもつながっています。

導入事例

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